このページは会報(NO.3)の一部を再編集したものです。
探し求めたハッコウダゴヨウ
弥陀ヶ原は日本一の群生地
| (覚えにくい樹木名) 室堂平へ出かける時には土肥行雄著「立山の花」をリュックに入れていく。名前を忘れたときや、分らない花に出会ったときにはいつも活躍してくれる。おかげできれいな花や可愛い花の名前はかなり沢山覚えることができた。 しかし地味な花のイネ科や、カヤツリグサ科の植物はまだまだである。樹木に至っては花が高い所にあるのでさらに観察が難かしく覚えにくい。 (ポイントは球果) 美女平から高原バスに乗り換え室堂まで行く途中、高山植物、立山の歴史、国立公園の話等がビデオで紹介されている。バスが下ノ小平あたりにさしかかると落葉樹、針葉樹の説明が有り、ゴヨウマツ(ヒメコマツ)、キタゴヨウ、ハッコウダゴヨウ、の生育していることが告げられる。このアナウンスを聞くたびにハッコウダゴヨウはどれだろうと見まわしていた。上記三種の区別が出来ない為である。(笑わないで下さいね) 昨年7月の高山植物研修会で串囲さんから頂いたパンフレットの中にキタゴヨウ、ハッコウダゴヨウ、ハイマツのマツボックリ(球果)の図が掲載されていた。この図を頼りに弥陀ヶ原から松尾峠まで探しながら歩いたところ、あちこちに成熟し開裂した球果が目に入ってきた。これらは皆同じで、図と比較するとハツコウダゴヨウであつた。更に良く観ると樹形も同じで斜めに立ち上っている。本に書いてある通りだった。 植物に興味を持つ以前にラジオで聞いた話ですが「ハイマツは雪の重みで押し潰されてあの姿になっているが、平地で育てると真直ぐに立上がった幹になる」。との事が頭から離れず「弥陀ヶ原では雪が少ないのでハイマツが立上がっているのかな?」と漢然と思っていたのでハイマツとハッコウダゴヨウとの違いも解らなかった。 (長年の疑問が解決) 球果を探し当てて始めてハッコウダゴヨウとハイマツの違いが理解できた。区別の出来る人にとっては何でもないことかも知れないが、私にとっては数年がかりの大変難しい問題であった。(笑ってください) (日本一の大群生地) 分かつてしまえば簡単、見渡す限りハツコウダゴヨウの群生地、それも日本一だそうだ。 |
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