以下は会報(NO.9)の一部を再編集したものです。
| ペンリレー 大日岳・花々がいきいき 野替徹也 |
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| 〈一面に広がる高山植物のお花畑〉 今年の7月下旬、ひさしく登った事の無かった「大日岳」に行く機会がありました。 朝、雷鳥沢の山小屋で目を覚ますと外は雨と強い風、視界もあまりよくありません。テレビを見ると翌日に台風が日本に上陸するとのニュースで止めようかとも思いましたが「奥大日」往復ぐらいなら大丈夫だろうと、結局出かけることになりました。でもこれが大正解でした。 小屋を出て「新乗越」までは雨の中を黙々と歩くだけでしたが、この時期にしては天候のせいかほとんど人と会うこともありません。稜線に出て歩き出すと雨も小降りとなり、立山川側から吹き上げる風はかなり強かったですが、室堂側はガスも切れ、眼下に雄大な景色が楽しめます。しばらく歩いてカガミ谷乗越の手前あたりからは一面に広がる高山植物のお花畑、 室堂平でもよく見られるチングルマやハクサンイチゲ、ウサギギク、コイワカガミなどもその咲いている量や色など花全体が生き生きとしており、室堂平に咲いているのとは別物のような感じです。特に圧巻は山肌一面に広がるコバイケソウの群落です。コバイケイソウ、バイケイソウ、コシジバイケイソウの揃い咲きを見ることもできました。奥大日のピークまで続くすばらしいお花畑を充分堪能しながらの山行で、奥大日の頂上ではトウヤクリンドウの群生も我々を迎えてくれました。 〈道をふさぐライチョウ親子〉 花を楽しんだ後の帰り道、今度は雷鳥です。なんと登山道の真ん中で生まれて1週間足らずのヒナ4羽を連れた雷鳥の親子がのびりと食事や砂あびの最中です。追い越すわけにもゆかないので、我々も手前で雷鳥親子と20分ほどお付き合いしました。おかげで雷鳥のヒナのアップも初めて撮ることができました(写真)。やがて母親が登山道脇の岩に登り大きく羽をふくらますと、ヒナたちはいっせいに母親のおなかの下に入り、お休みの時間のようです。これも始めて見る光景です。我々は親子の邪魔にならないようにそっと登山道を通してもらうことができました。 天候のせいか、奥大日貸切の楽しい山行となりました。 |
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